スペシャルインタビュー 柊あおい先生と“星の瞳のシルエット”
プロフィール
誕生日:11月22日生まれ 出身地:栃木県
デビュー:『コバルト・ブルーのひとしずく』
(84年りぼんオリジナル初夏の号)
当時の愛称:あおいちゃん
血液型:AB型
『星の瞳のシルエット』
小さいころに“星のかけら”をくれた男の子との初恋を大事にしていた香澄。14歳になり、まわりが恋に興味がでてくる中、香澄もまた弓道場で出会った久住くんにひかれていく。けれど、彼は友だちの真理子の好きな人で…。恋に友情、いつの時代も変わらない10代の姿を描いている。
- 久しぶりに香澄ちゃんや久住くんたちを描いてみていかがでしたか?
- 頭の中では繋がっている世界なので、それぞれに無理なく動いてくれました。ただ、しばらく描いていなかったので描き方を忘れてしまい、確認しながらだったので時間がかかりました。
- 今回の読みきりの作中の時間を高校3年生の秋にしたのはどうしてですか?
- 既に番外編で大学時代を描いたので、読者の皆さんはそこまでの経過を見てみたいのでは…と思いました。
- 『星の瞳のシルエット』のれんさい開始前、お話を考えているときに最初に生まれたイメージは何ですか?
- 高校時代、星が好きで地学部の部長でした(天文部は無く、活動内容が似ていたので)。それを活かそうと思って考えていたら「星のかけら」という言葉が浮かびました。そこからイメージを拡げて行きました。
- キャラクター作りの段階で、一番スムーズに生まれたキャラと、大変だったキャラを教えてください。
- スムーズだったのは中学校の家庭科の先生。自分の中学時代の強烈な個性の家庭科の先生が頭にありました。比較的大変だったのは、中学校で香澄に告白した二階堂くん。物語の展開上、急に登場させたので、どういうキャラにしようかと悩みました。
- 『星の瞳のシルエット』というタイトルの由来は?
- 初れんさいだったので、とてもたくさんのタイトルや使えそうな言葉を考えました。その中から語呂が良くて印象に残る言葉を組み合わせたのが、このタイトルです。
- 全話の中で一番香澄らしいシーンはどれですか?
- 久住の想いにこたえられず葛藤するところ。
- お話が進んでいく中で、当初の予定とは違う展開をみせたキャラはいますか?
- 白石司は当初、「こんなおちゃらけたキャラもいたらおもしろいかも」と適当に登場させたキャラでした。なので、香澄を好きになってシリアスで重要な立ち位置に来るとはまったく思っていませんでした。また、同じ様になんとなく登場させた おケイも、描いている内に必然的に沙樹の恋敵になっていきました。
- 思い入れの強いシーンを一つ選ぶとするならどれですか?
- 一つはむずかしいですが、香澄が司をフって、すすきの原で久住と会うシーンかな…。
- 扉絵で一番お気に入りなものを選ぶとするならどれですか?
- ひまわり畑の2人ですかね。
- 応募者全員サービスやふろくのカットをたくさん描かれたと思いますが、一番お気に入りのものはありますか?
- 5人そろって楽しそうなポスター。
- 柊先生にとって、『星の瞳のシルエット』とは?
- 5回でおわるはずだった初れんさいにもかかわらず、たくさんの方々に支持を頂いて3年半も続ける事が出来ました。幸せな作品だったと思います。良くも悪くも20歳そこそこだった私のエネルギーを注ぎこんだ作品です。
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