スペシャルインタビュー 椎名あゆみ先生と“ベイビィ”
プロフィール
誕生日:8月29日生まれ 出身地:愛媛県
デビュー:『涙のメッセージ』(1987年りぼんオリジナル秋の号)
当時の愛称:し~な
血液型:B型
『ベイビィ★LOVE』
小2のときに3つ上の柊平に恋をしてから彼につりあう人になるべく努力してきたせあら。小6になり両親の海外赴任から逃れるため手をつくし、柊平の家に居候することに! たくさんのりぼんっ子がせあらと一緒に笑って泣いて恋する気持ちを知った、一途な初恋ストーリー。
- 16年ぶりにせあらたちを描いてみていかがでしたか?
- せあらはどんなシチュエーションにおいても勝手に動いてくれる優秀な子(笑)なので、特に苦労はなかったです。今回32Pだけだったので、柊平含め他のキャラはほとんど描けなくてちょっと残念でした。
- 10年後のせあらたちを描くにあたって、気をつけた点はありますか?
- 大人になったけど、やっぱりせあらはせあらだよね、と言ってもらえるように…というのは頭において描きました。
- 物語の続編を10年後にしたのはどうしてですか?
- 12歳のせあらを当時と同じテンションで今描くのは、さすがに無理だな…と思ったので(^_^;)。
- せあらたちの10年後の姿は、連載をしていた当時からイメージとしてありましたか?
- いえ、まったく。連載終わってから、「あの子たちどうしてるかな~」なんてぼんやり考えることがたまにあるくらいでした。
- キャラクター作りの段階で、一番スムーズに生まれたキャラと、大変だった子を教えてください。
- 生まれた時のことはあまり覚えてないのですが…、描いていくうちにダントツ動かしやすいのはせあら、動かしにくいのは柊平になっていきました。
- 連載当時、せあらを描く上で気をつけていたことを教えてください。
- とにかく“柊ちゃん命”(笑)からブレない、ということです。
- 連載中、予想していなかった展開になったエピソードはありますか?
- 2人がくっついた後の話は、ちょっとサービス編みたいなつもりだったのですが、想像していた以上に由希(柊平のライバル)を描くのが楽しくなってしまい、思った以上に活躍しました。
- 連載のエピソードから思い入れの強いシーンを一つ選ぶとしたならどれですか?
- うーん、やっぱり柊平からの告白シーンかな。
やっとせあらの想いが報われた瞬間だったので。
- 『ベイビィ★LOVE』の扉絵で一番お気に入りなものを選ぶとしたならどれですか?
- 一番のお気に入りは決められないけど、一番せあららしい表情が描けているのはコミックス1巻のカバーになってる扉かな…と思います。
- 応募者全員サービスやふろくのカットをたくさん描かれたと思いますが、一番お気に入りのものはありますか?
- キャラがブレーメンの音楽隊に扮しているレターセットがお気に入りです。
- 椎名先生にとって、『ベイビィ★LOVE』とは?
- 漫画家としての自分の土台にある作品で、遠くからいつも応援してくれている存在…という感じです。