スペシャルインタビュー 矢沢あい先生と“天ない”
プロフィール
3月7日生まれ 兵庫県出身
デビュー「あの夏」(1985年 りぼんオリジナル早春の号)
当時の愛称:あいちゃま 血液型:B型
- 久しぶりに「天使なんかじゃない」のキャラを描いてみていかがでしたか?
- 間違いのないように作品を見返しながら描き始めたのですが、元々の絵柄が安定していないので似せるのが難しかった(笑)。最終的には自分の中のキャラに対するイメージを重視して仕上げました。
- 「天使なんかじゃない」のキャラクター作りの段階で、一番スムーズに生まれた子と、大変だった子を教えてください。
- キャラ作りは設定だけ決めて描きながら固まっていく感じなのですが、初期の段階で苦労したのは翠ですね。お年頃なのにヒネくれず真直ぐな子にするのは意外と難しかった。
他のキャラは全員スムーズだったと思います。 - 当時のりぼん読者からの反応で、矢沢先生自身が予想してなかったことや、うれしかったことは何ですか?
- それまでの作品以上にりぼん読者に向けて描き始めたのですが、いつのまにか幅広い年齢層に読んでもらえるようになった事は予想外でしたがうれしかったですね。
- 連載をしていた間に起こった珍事件は?
- 担当編集が肝炎で入院。
- 連載の中で、矢沢先生も予想してなかったエピソード(話の展開)はありますか?
- そんなんばっかりです。
- 思い入れの強いシーンを一つ選ぶとするならどれですか?
- マミリンが「冴島翠みたいになりたい」って言ったあとの台詞。詳しくは本編で!(営業)
- 今、当時の自分に声をかけるとするなら、何て言いますか?
- 徹夜はやめとけ。
- 『天使なんかじゃない』のキャラを使ったグッズでお気に入りのものは?
- 特製品のスドーザウルスのコーヒーカップは無意識に未だに使ってます。つまり気に入ってるのかな?(笑)
- 矢沢先生にとって、『天使なんかじゃない』、そして『りぼん』とは?
- 『りぼん』は漫画家を目指していた私にとって憧れの学校みたいなところでした。尊敬する先輩が大勢いて、デビューしてからもプロとしてがんばるノウハウを編集さん達のご指導を受けながら実践で沢山学びました。『天ない』は始めてそれを少し生かす事が出来た作品。ある意味原点。
『天使なんかじゃない』
新しくできた聖学園高等学校に入学した翠は、生徒の投票により生徒会副会長に。会長に選ばれたのは、翠が前から気になっていた須藤晃で…。多くのりぼんっ子が、描かれる学園生活に憧れ、翠の晃への恋を応援した、とびっきりの青春ストーリー。