スペシャルインタビュー 池野恋先生と“ときめき”
プロフィール
誕生日:4月16日生まれ 出身地:岩手県
デビュー:『HAPPY END ものがたり』(79年りぼんお正月大増刊号)
当時の愛称:恋ちゃま
血液型:B型
『ときめきトゥナイト』
中2の蘭世は、吸血鬼と狼女を両親に持つ、魔界人。けれど普通の女の子と変わらず、初恋に日々胸をおどらせていた。ある日、片想いの人、真壁くんとの間を、ライバルの神谷さんに邪魔されたことで、蘭世の魔力が目覚める。それは噛みついた人に変身できる力で──…。
- 今回の読みきりのテーマはどうやって決めましたか?
- コミックスの『江藤望里の駆け落ち』に同時収録されている『江藤蘭世の悶々』の続きをもう少し描きたいなと思ったので、今回描かせていただきました。
- 今回、描いていて楽しかったシーンはどこですか?
- ヨーコ犬が登場して蘭世にイジワルをするシーンです。
- 作中でも真壁くんは赤ちゃん~大人となっていきますが、真壁くんを描く上で、一番大事にしていた点はどこですか?
- 子どもでも大人でも『こんな表情はしないな』とか『こんなセリフは言わないな』などと、あらゆる面でなるべくイメージを崩さないようにすることです。縛りがあってなかなか大変でした。
- れんさいの中で、『一番、蘭世らしいな』と思うシーンはどれですか?
- 落ち込んでもすぐに立ち直るのが蘭世なので、俊にふられたときも「やっぱり好き」と、自分の気持ちを再確認し、前に進もうとする一連のシーンでしょうか。
- 『ときめきトゥナイト』はアニメ化もされましたが、アニメに合わせてできた設定やキャラはありますか?
- 蘭世の同級生で秀才の“鷹羽くん”というキャラがアニメに登場することになったので、本編にもチラっと登場させたのですが、まったく生かすことができませんでした(泣)。
- 魔術を使うときの呪文がとてもユニークですが、お気に入りの呪文は?
- 意味のある呪文とまったく意味のない呪文がありますが、気に入っているのは望里が棺桶に助けを求める「テケスタンサケオンカ」です。助けにくる棺桶がかわいいと思っています。
- “ときめき”にはたくさんのキャラが出てきますが、先生が“ときめき”の世界に入るとしたら、どのキャラになりたいですか? また、何をしたいかも教えてください!
- 夢魔のサリになって、みんなにいろいろな夢を見せて遊んでみたいです。もしくはヨーコ犬になって、蘭世をふりまわしたいです。
- れんさい中、一番動かしやすかったキャラクターと、逆に動かしにくかったキャラクターを教えてください。
- 動かしやすかったのは、アロンとヨーコ犬で、動かしにくかったのはやはり、俊です。
- 蘭世と真壁くんの関係には、神谷さんの存在は必要不可欠ですが、れんさい当時、読者から神谷さんはどういう風に思われていたんでしょうか?
- 邪魔者扱いで、おもいっきり嫌われていました(笑)。
- 『ときめきトゥナイト』の扉絵で一番お気に入りなものを選ぶとするならどれですか?
- 蘭世と俊がテニスウエアを着て並んで立っている絵かな~。幸せそうな雰囲気がうまく描けたと思います。
- 応募者全員サービスやふろくのカットをたくさん描かれたと思いますが、一番お気に入りのものはありますか?
- ノートやレターセットのカットのお仕事も楽しかったですが、全部絵のちがうトランプがワクワクしてとても好きでした。
- 池野先生にとって、『ときめきトゥナイト』、そして『りぼん』とは?
- 『りぼん』がなかったら、まんが家になっていませんでしたし、『ときめきトゥナイト』を描かなかったら、今の私はありませんでした。どちらも大切な宝物です!